
ピッツバーグ大学 Katz Graduate School of Business 日本人在校生によるウェブサイトです。
イニシャル H・F
留学形態: 企業派遣(金融)
出身大学: 九州大学 経済学部
専攻 : MBA (Finance)
海外経験: 海外旅行程度
◼️Why MBA
銀行で証券投資業務に携わる中で、ファイナンスの知識を体系的に学び直したいと感じたことが最大の理由です。特に、近年の市場環境は金融政策・インフレ動向・地政学リスクなど多くの要因が複雑に絡み合っており、グローバルな視点を持った分析力が求められます。
MBAでは、こうした環境下で必要となるリスク管理能力や、チームを率いて意思決定するリーダーシップを強化したいと考えました。
◼️Why Katz
Katzを選んだ理由は大きく2点あります。
1つ目は、少人数クラスと高いインターナショナル比率です。多様な背景を持つクラスメイトと密に議論できる環境は、自分の価値観を広げるうえで最適だと感じました。
2つ目は、生活環境の良さです。今回は家族帯同のため、安全性や教育環境、生活コストを総合的に考えて、ピッツバーグは非常に魅力的でした。
また、私は アゴスのKatz学校説明会や夏祭りイベント に参加し、学校文化・生活のリアルな情報を得ることができました。こうしたイベントに参加することで、各校の違いがよく分かり、出願先の決定に大いに役立ちました。
◼️受験プロセス
2024年 1月 社費留学に応募(数年前に受験したTOEIC880点を提出)
2024年 3月 社費留学に内定
2024年 6月 AGOSでTOEFLの学習を開始
2024年 8月 AGOS MBA夏祭りにオンライン参加(Katz説明会にも参加)
2024年 9月 TOEFLからIELTSに切り替え
2024年 9月 Katz学校説明会(協力:AGOS)にオンライン参加
2024年 11月 IELTSの目標点を達成し、GMATの学習へ移行
2024年 12月 GMAT1回目
2025年 1月 GMAT2,3回目(出願スコア)
2025年 1月 Katz Alumniとのオンライン面接、および、出願開始
2025年 3月 Katz Admission とのZoom面接を経て合格
◼️TOEFL / IELTS / Duolingo
私はAGOSで指導を受けながら対策しました。
TOEFLはリスニングの比重が高く、WritingやSpeakingでもリスニング力が強く影響すると感じたため、2回受験後にIELTSへ切り替えました。
IELTSは初回が Overall 5.5 で、5回目の受験で Overall 6.5 を達成しました。
地方在住だったため、TOEFL・IELTS・Duolingoはすべてオンラインで受験しました。
◼️GMAT / GRE
IELTSのスコアメイクが11月下旬までかかったため、新GMATの対策期間は十分とは言えませんでした。
・GMAT1回目:525
・GMAT2回目:525
・GMAT3回目:595(出願スコア)
同時にGREにも挑戦しましたが、手応えとしてはGMATの方が自分に合っていました。GMAT/GREともにオンライン受験で対応しました。
◼️エッセイ・インタビュー
Resumeの作成、エッセイのネタ出しやインタビュー対策もAGOSのアドバイザーの方と相談しながら実施しました。また、Katzの在校生とも直接話をし、学校が重視するポイントや面接で見られる点について具体的なアドバイスをいただきました。
こうしたサポートのおかげで、自分の経歴を整理し、一貫したストーリーにまとめることができました。
◼️最後に
実際にKatzに入学してみて、事前に期待していた 少人数での密度の高い授業 と 国籍・価値観の多様性 は本当にその通りでした。特に、MBAだけでなく MS in Financeなどの他プログラムの学生とも授業が重なるため、実際には想像していた以上にインターナショナル比率が高いと感じています。クラスの議論では「日本では当たり前の考え方」が通用しない場面も多く、自分の視野が大きく広がっています。
また、在校生・卒業生のコミュニティはとても温かく、学業・生活・キャリアの相談に親身に乗ってくれます。さらに、家族向けのイベントも豊富で、家族帯同でもコミュニティに参加しやすく、生活面でも安心して過ごすことができています。子どもの教育面や治安面も含め、ピッツバーグは非常に住みやすい街だと感じています。
これからKatzを目指される方は、説明会やイベントに積極的に参加し、学校の雰囲気を直接感じることをおすすめします。自分に合う学校かどうかを判断するうえで、非常に有益な機会になるはずです。