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KatzのFull-time MBAプログラム

KatzのFull-time MBAプログラムには大きく2年制(Signature MBA, 厳密には18ヶ月)と1年制(Accelerated MBA)があり、学生の割合は8:2程と、多くの学生は2年制で学びます。Katzは他にも、Executive MBA、Part-time MBA、他の修士号とのJoint Degree/Dual Degreeプログラム、ドイツ・フランス・チリの提携校からのMBA交換留学、特定ビジネス分野に特化した修士号 (Master of Science (MS) in Supply Chain Management等) 取得プログラム、会計修士号取得プログラム (MAcc) 等、多様なカリキュラムを提供しており、 様々なバックグラウンドを持った人とのネットワーキングのチャンスがあります。

Full-time MBAは、原則的には2年制か1年制の2通りのいずれかになりますが、多様なバックグラウンドを持った学生が多いことから、開始時期・終了時期については、Admissionsが比較的柔軟に対応してくれることが多いです。実際に日本人社費派遣生の中でも、8月開始~翌12月卒業の16ヶ月での卒業といった、特別対応が認められた実績もあります。この柔軟性はKatzカリキュラムの特色であり、大きな魅力の一つです。

KatzはFall 1, Fall 2, Spring 1, Spring 2から成る4ターム制をとっており、各タームで1コマ週3時間の授業で1.5 creditとなっています。中にはFall 1とFall 2で一貫して行われる授業もあり、その場合は1コマで3 creditとなります。1タームは約6週間あり、計10-12回の授業を履修することになります。

 

Signature MBA(2年制、実質18ヶ月)

Signature MBAプログラムでは1年次のオリエンテーション・秋学期・春学期、2年次の秋学期・春学期(前期のみ)の計4学期+αにおいて、合計45単位が求められます。また、卒業要件は、必修と選択科目を適切に履修し、平均B以上の成績をとることです。
以下で学校から推奨される単位取得プランを紹介します。

▶1st year オリエンテーション
1年目のオリエンテーション期間は、必修科目3単位を取得します。

▶1st year Fall
1年目の秋学期は必修科目13.5単位、選択科目1.5単位の合計15単位を取得します。


▶1st year Spring

1年目の春学期は必修科目7.5単位、選択科目9単位の合計15単位を取得します。

▶ 2nd year
2年目は残り1.5タームの内に残りの必修科目3単位と選択科目(最低9単位程度)を取得します。

SignatureMBA_y2_3.jpg

Accelerated MBA(1年制)

1年制プログラムは、原則として秋・春・夏学期の計3学期において、計45単位を履修する必要があります。

▶1st year Fall
1年目の秋学期は必修科目15単位、選択科目1.5単位の合計16.5単位を取得します。

▶1st year Spring
春学期は必修科目10.5単位、選択科目4.5単位の合計15単位を取得します。

▶1st year Summer
夏学期は残りの選択科目(13.5単位以上)の単位を取得します。

AcceleratedMBA_2.png

Core Class

Katzでは学生がより多くの選択科目が取れるようにcoreクラスを少なくし、自分たちが選択するConcentrationやCertificateのために柔軟なプログラムを構成できるようになっています。
  • BACC 2401 Financial Accounting (3.0 credits) : 
    会計学の基礎を勉強します。具体的には、基本的な仕訳に始まり、BS/PL/CFの包括的な読み方、さらに細かな在庫の取り扱い(FIFO・LIFO)、収益の認識、減価償却など掘り下げていきます。また財務諸表を作る知識だけでなく、分析することも要求され、Final Examでは、決算書の分析と解釈を求められます。カリキュラムの後半では、実企業の財務諸表を用いて課題を分析し、事業戦略を立案・発表することで、実践力を身につけます。 

     

  • BECN 2401 Economic Analysis for Managerial Decisions (3.0 credits) : 
    ミクロ経済学の知識を意思決定手段として活用することを目的とした科目です。需要と供給、生産の費用・効率、競争市場、価格決定方法、ゲーム理論等に関する講義を受講します。大学学部レベルのミクロ経済学は理解していることが前提でクラスが進められます。カリキュラムの後半では、実企業における競争戦略上の課題を分析し、新しい事業戦略を立案・発表することで、実践力を身につけます。

     

  • BQOM 2401 Statistical Analysis (3.0 credits) : 
    統計学を用いた意思決定手法を身につけることを目的とした科目です。Confidence Interval、Multiple Regression、 ANOVA、 Chi-Square、など様々なフレームワークを学びます。求められた数値をもとに、その意味や、それを基にどのように行動するのかといった、マネジメントサイドからの分析が強く求められます。

     

  • BOAH 2409 Organizational Behavior (1.5 credits) :
    組織行動科学の理論と応用方法を学ぶことで、効果的な組織マネジメントのスキルを身につける科目です。具体的には、チームにおける働き方や、モチベーション理論等を学び、理論的にリーダーシップを強化します。 

     

  • BFIN 2409 Financial Management 1 (1.5 credits) : 
    株式・社債市場の基本的な理解(リターン、リスク、オプションなど)から、長期・短期の投資分析などの理解を目的とした科目です。DCF法を使ったキャッシュフロー分析、NPVによる投資計画と投資判断、CAPMに代表されるモダーンポートフォリオ理論、市場効率に関する仮説(Efficient-Market Hypothesis)、調達構造と企業価値の関係(MM Proposition Ⅰand Ⅱ)、WACCまでを一通り学びます。

     

  • BMKT 2409 Marketing Management (1.5 credits) : 
    4P (Pricing, Promotion, Product, Place)を始めとして、マーケティングの基礎を学びます。STP(セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング)、価格戦略、流通戦略、マーケティングリサーチの方法等を講義形式で学び、様々な企業のケーススタディを用いてディスカッションを展開します。その後、4Pとブランドエクイティの概念、そして、複数製品のマーケティングプランニング方法を学びます。PittsburghのStarkistというツナ会社の膨大な顧客情報を用いて、クラスで習った理論に基づいた顧客を限定し、ポジショニングを明確化し、アクションプランの立案をグループで行うプロジェクトがありました。最終的にクライアントへのプレゼンまで行う理論と実践とを行えるクラスです。

     

  • BMIS 2409 Information Systems (1.5 credits):
    ビジネスケースを通して、近年のビジネスモデル構造や、ビジネスにITを実装するリスク・リターンを学びます。幅広いケースを使い、基本的なIT(タブレット、クラウド)から、先端のIT(AI、ブロックチェーン)まで、技術概要とビジネス実装例を一気に学ぶことができます。

     

  • BQOM 2421 Decision Technologies (1.5 credits) : 
    Excelやその他のソフトウェアを使って、経営上の難しい意思決定を定量的に行う技術を身につけます。具体的には、モデリング、線形計画法、ネットワーク最適化、プロジェクト管理、整数計画法、シミュレーションについて学びます。比較的実践的な授業で、個人の宿題に加えて、グループでの課題も与えられ、様々なシチュエーションをモデル化して解を見つける、というプロセスをトレーニングします。
     

  • BSPP 2409 Strategic Management (1.5 credits) :
    Harvard Business Schoolが監修したCaseを元に授業が進められ、Class discussionが評価の25%、industry/company analysisのグループレポートが50%を占める授業です。残りの25%はFinalです。事前にCaseを読んで、授業はその内容に基づいて、Caseの問題やそのStrategyを一緒に考えていき、まさにケースのシチュエーションを読み解き、状況をフレームワークに落としこんで状況を理解し、成功/失敗の原因をstrategicな視点で考えていく授業です。

     

  • BSEO 2401 Business Ethics & Social Performance (1.5 credits):
    ビジネスシーンで生じる様々な倫理課題について、直面した際の検討事項や、各意思決定の影響範囲を思考実験するクラスです。クラスで議論することで、自分だけでは気づかなかった視座を得ることができ、明白な道筋がない中でも、可能な限り適切な選択をする力を磨きます。多様性のあるアメリカならではの複雑な課題を多く扱います。日本で勉強するよりもビジネス倫理の守備範囲が広くなることは間違いありません。

     

  • BIND MBA Capstone (1.5 credits)
     

Elective Class

選択科目に関しては、実際のビジネスで豊富な経験を積んだ講師陣が魅力的な授業を提供しています。
 

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