留学形態：　企業派遣（金融）

出身大学：　大阪大学　経済学部

専攻    　：    ファイナンス、ストラテジー

海外経験：　海外旅行程度

 

・Why MBA

私がMBAを志すようになったきっかけは２つあります。まず第一に、銀行員として多くの経営者に出会い、自分の知識や経験不足を感じたことです。第二に、多くの中小企業の経営者は感覚的に経営判断をしていることが多く、論理的なアドバイスをすることで企業の成長に貢献できると考えたからです。だからこそ融資はもちろんのことコンサルティングやストラテジーなど様々な知識を論理的に学べるMBAは最適だと考えました。

 

・Why Katz

私がKatzを選んだ理由は主に3つあります。1つ目は、授業で得た知識を実際のビジネスの現場、特にコンサルティング業務で実践できる「Experience-Based Learning：EBL」

は銀行員である私にとってまさに学びたかったことだからです。2つ目は、MBA学生数約70人とコンパクトでありながら、約半数がインターナショナルの学生であるという環境です。この環境は同級生一人一人と仲良くなりやすく、また教授陣ともコミュニケーションが取りやすいため授業で習ったことを深く理解するには最適だと考えました。最後に、学生の人柄の良さが決めてでした。12月に東京であったコーヒーチャットに参加し、先輩たちの交流を通して、「この大学であれば安心して学生生活をおくれる」と直感しました。その直感は間違いありませんでした。先輩たちだけでなく、同級生ともとても仲良く過ごしています。

 

・受験プロセス

大学受験の経験から勉強すれば確実に点数はあがっていくと安直に考えていましたが、なかなか思い描いたようには点数は上がらず、当初会社から課されていたTOEFL100点、GMAT700点という点数を達成することはできませんでした。

 

２０１６年１０月　社内公募に応募（大学時代に受けたTOEIC700点を提出）

２０１７年　１月　社費候補生に選ばれる

２０１７年　４月　イフ外語学院東京校へ通学開始

２０１７年　４月　1回目のTOEFL受験：57点（R:16点、L:13点、S:13点、W:15点）

　※その後毎月受験するが、急速に点数を伸ばすことはできず

２０１７年　９月　TOEFL受験：84点（R:21点、L:21点、S:17点、W:25点）

２０１７年　９月　GMAT勉強開始

２０１７年１０月　1回目のGMAT受験：620(出願スコア)

　※その後3回受験するが更新できず　

２０１７年１０月　イフ外語学院でのKatz学校説明会に参加

２０１７年１２月　レジュメ・エッセイ作成開始

２０１７年１２月　TOEFL受験：89点(出願スコア)（R:26点、L:24点、S:15点、W:24点）

　※TOEFLのスコアメイキングを終了し、エッセイ作成に重点を移す。

２０１７年１２月　Affinityで開催された在校生とのコーヒーチャットに参加

２０１７年１２月　Katz同窓とのスカイプインタビュー

２０１７年１２月- Katzを含め４校に出願

２０１８年　２月　Katz Admissionsとのスカイプインタビュー

　　　　　　　　　約2週間後に合格の連絡を受ける　

 

・TOEFL

イフ外語学院のフォーマットを使用しWritingは早期からHighスコアをとることができ、継続した通学と学習によりReading、Listeningについても着実に自力をつけ徐々に点数をあげることができました。しかし、Speakingについては、もともとの会話スピードが遅く、発音もよくないため有益なフォーマットを使っても点数を当初の予定よりも伸ばすことはできませんでした。

 

・GMAT

点数の伸びなかったTOEFLのスコアメイクを重点的にしており、GMATにはあまり時間をかけることができませんでした。高校時代理系だったためMathは問題集を一度解き、数学の用語、日本ではあまり見ない傾向の問題をチェックした程度です。Verbalは語彙レベル、文章レベルが高く問題に慣れるまで非常に苦労しました。Verbal全体を通して言えることは、全体の問題の中でレベルの難易度に差があり、全部を完璧に解こうとすると時間が足りなくなるということです。難しそうな問題については早く見切りをつけて次の問題に移った方が最終的な点数は良くなる気がします。実際、初回に受験したときも全体の時間管理がうまくできたため点数が伸びたと思います。

 

・エッセイ

イフ外語学院の中野学院長との面談の中で、自分では自覚していなかった学生時代の強み、社会人になってからの強みを掘り起こすことができ、比較的短期間でエッセイは仕上げることができました。MBA受験全体を通してイフ外語学院にお世話になりましたが、長年の経験に裏打ちされたエッセイ作成が他の学校と比べたイフ外語学院のとびぬけた強みのように感じます。

 

・インタビュー

Katzの面接で聞かれる質問はベーシックなものが多く、事前に準備をしておくことでスムーズに答えることができると思います。私はその場のひらめきで臨機応変に話すことはできないと自覚していたので、想定問答集を作り、完璧に暗記をしてSkype面接に臨むようにしました。以下の質問はKatzはもちろんのこと他のMBAスクールでもされる一般的な質問なので確実にきちんと答えられるように準備をしておくべきだと思います。

Tell me about yourself (based on resume).

Why MBA？

Why Katz?

Key accomplishment.

What do you want to study in an MBA?

Short term goal in your career.

Long term goal in your career.

Strength.

Weakness.

 

・最後に

今までの人生のなかでMBAのための勉強期間が一番つらいものだったのは間違いないです。いくら勉強しても成績が伸びず、心が折れそうになることが何度もありました。しかしそれを乗り越えてMBAスクールで学ぶ価値は4か月過ごしただけでも確実にあると感じています。大学で得られる知識はもちろんのこと、幅広い交友関係、アメリカでしかできない体験、これらすべてが私の見識を広めてくれ、卒業後働いていく上でも役立つと確信しています。どんなに辛くても終わりのある戦いです。今を乗り切ればきっと楽しいMBA生活が待っています。