ピッツバーグ大学 Katz Graduate School of Business 日本人在校生によるウェブサイトです。
イニシャル Y・T
留学形態: 企業派遣(製造業)
出身大学: 慶應義塾大学 理工学部・大学院理工学研究科
専攻 : Management of Information Systems
海外経験: 海外出張および海外旅行程度
・Why MBA
研究者として入社し、約4年間材料の研究開発および承認活動に携わっていました。その後、グローバルでの技術戦略企画部署に異動となり、約2年間技術イノベーションの促進に向けた戦略構築およびグローバルでの連携強化を推進してきました。上述の部署で業務を遂行する中、技術戦略は技術だけでなく経営や投資など広い視野で構築していく必要があることを痛感し、技術者の目線でグローバルにビジネスを見通せる人財になりたいと考え始めました。最初は技術マネジメントの分野を中心に学ぼうと思いましたが、ビジネスマネジメントスキルやグローバルでのリーダーシップ力も同時に向上させたいと思いMBAでの受験を決めました。
・Why Katz
ビジネスマネジメントの基礎を効率よく学ぶと同時に、自身の極めたい領域である技術戦略に通ずる専門性を高めたいと思い、会社の定める2年間という留学期間の中でダブルディグリーが取得できる大学を優先的に調査していました。また、グローバルでのリーダーシップスキルの向上も大きな目的の一つであったため、ダイバーシティが高く様々な国籍の学生と出会う機会が多くある大学を探していました。Katzのオンラインセッションに参加した際、Admissionスタッフおよび日本人卒業生とディスカッションする機会があり、自身にふさわしい専攻がありダブルディグリーの取得が2年で可能なこと、ダイバーシティが高く少人数制で同級生同士のコミュニケーションが密であることを知り、魅力的に感じました。また、どの授業においてもグループワークがあることを聞き、Katzの環境下であれば、グローバルでのリーダーシップスキルの向上を達成できると感じました。
その後、多くの在校生や卒業生と話をする機会があり、丁寧に話を聞いて下さり的確にアドバイスをもらえたこともとても印象的でした。私は、単身留学かつ初めての渡米で不安が多い中、フレンドリーで親身なKatz関係者のサポートがあった点は非常に大きな決め手でした。
・受験プロセス
2022年 9月 社費留学内定。TOEFLの目標点到達。
2022年10月 GMAT対策を開始。
2022年11月 QS World MBA Event(オンライン)にてKatzとの個人面談。
GMAT目標点到達。エッセイおよび面接対策開始。
2022年12月 Katz同窓とのSkype Interview。
2023年 1月 Katz出願・インタビュー(Zoom)実施。
2023年 2月 Katz合格。
・TOEFL
短期間の英語試験対策だったため、短期間で伸ばせる強みを早期に把握して効率よく勉強を進めました。予備校のアゴスに通い、4スキルの基礎を固めるとともに、自分なりの英語勉強の習慣を確立して週35時間程度勉強に励んだ時期もありました。リスニングとスピーキングは問題のトピックによって点数がぶれることもありましたが、リーディングとライティングは安定して点数がとれるようになってきて、無事目標点に到達しました。
・GMAT/GRE
TOEFLの点数が固まってきたところで、GMATの勉強を開始しました。もともと理系出身で数学は好きだったので、Mathは英語の文章題に対する対応力を極めて、高得点を狙うよう意識しました。Verbalは、短期間でのスコアメイクに苦労しました。もちろんTOEFLで学んだことはGMATの勉強に大いに活きましたが、Verbalの問題形式や文法に慣れるまでに時間がかかりました。エッセイや面接対策を考えると、11月末までには目標点に到達しなければならなかったので、アゴスの先生にわからない点を聞いて何度も問題演習を行いました。無事11月中に目標点に到達できたので、12月よりエッセイと面接対策を開始しました。
・エッセイ・インタビュー
アメリカの大学受験は初めての経験だったので、エッセイの方向性やネタだしはアゴスの先生や会社の上司にサポートしてもらい進めました。「業務の中でどういうことを達成してきて、自分のありたい姿をどう描き、その中でなぜKatzを志望しているのか」をいろいろな角度から整理しました。自分のキャリアについて考えその中でどうしてMBAに行きたいのかを改めて理解することができました。自分の業務経験の洗い出しと将来像の明確化は、インタビュー対策にも役に立ちました。想定質問を考えて原稿を用意するとともに、オンライン英会話を活用して毎日1時間英語を話す機会を作り、面接練習を行いました。想定質問だけでなくその場の質問にも対応できるよう、英語でのコミュニケーション力の向上に努めました。
面接はオンラインでしたが、和やかな雰囲気で行われました。面接開始時はとても緊張していましたが、面接官と話すにつれてリラックスして質問に答えることができました。
・最後に
短期間での試験勉強の中で苦労したり挫折することも多くありましたが、このチャンスを絶対に逃したくなかったので、自分の将来のありたい姿(キャリア像)をイメージして何とか乗り切ることができたと思っています。ピッツバーグ大学のMBAを志望し合格に至るまで、また合格してからも、在校生や卒業生の方から多くのサポートを頂き、留学生活を楽しく過ごすことができています。同級生は様々な国籍のメンバーがいて、課題や試験が大変な時期も、切磋琢磨して励まし合って頑張ることができています。
私は、女性の単身留学で初めての渡米だったこともあり、不安が大きかったですが、ピッツバーグの街は本当に治安が良く(もちろんここがアメリカであるということは忘れてはいけないですが)、安心して過ごすことができています。また、ゴルフ場が近くにいくつもあったり、野球やフットボールといったスポーツ観戦も楽しめるので、リフレッシュできるイベントが多くあるのも魅力の一つだと思います。アメリカのスポーツ観戦は、熱気がすごくて雰囲気が格別です。
つらい時期もあると思いますが、留学はたくさんの学び・経験ができる貴重な経験なので、ぜひ頑張ってください。体験記を読んで下さりありがとうございました。ピッツバーグ大学に興味を持ってくださった方がいましたら、いつでもコンタクトして下さい。