ピッツバーグ大学 Katz Graduate School of Business 日本人在校生によるウェブサイトです。
イニシャル K・Y
留学形態: 企業派遣(鉄道)
社歴 : 11年
出身大学: 早稲田大学 法学部
専攻 : MBA(Finance) & Master of Science(Management Information Systems)
海外経験: 海外旅行程度
・Why MBA
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当社がアジアを中心に進めている鉄道の海外事業展開に携わる際に必要な国際的なマネジメントスキルを習得したいと考えたためです。
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MBAは国際事業に携わる際に必要なダイバーシティの高いチームを運営するリーダーシップを習得するのに最適な環境であると考えたためです。
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コンサルタント、バンカー、エンジニアなど様々なバックグラウンドを有する人材が集まる環境下でのコラボレーションを通じて、コミュニケーション能力を高めるとともに、自分自身の視野を広げたいと考えたためです。
・Why Katz
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実践的かつ国際的なカリキュラム
企業から依頼を受けた案件を使用してコンサルティングを行うManagement Simulation Capstoneや、アジア・ヨーロッパ・南米の中から1つの地域を選択し、企業等の訪問を通じて現地におけるビジネス上の課題を調査する Global Research Practicumなど、実践的かつ国際的なカリキュラムが充実していると考えました。 -
少人数、高い留学生比率、コラボレーティブなKatzのコミュニティ
教授陣・学生同士で密なコミュニケーションを取りやすいのはもちろんのこと、国際色に富んだ環境下でチームビルディングスキルを磨くことができると考えました。 -
Katzのアラムナイ
受験時には、Katzの計8名のアラムナイ、アドミッションオフィスとコンタクトしましたが、メールなどの対応も早く丁寧かつ親切にご対応いただきました。こうした中で、Katzが標榜する「コラボレーティブ」な校風を実際に肌で感じ取ることができ、私自身もこのコミュニティに所属したいと考えるようになりました。 -
ピッツバーグの街
Katzはピッツバーグの市街地の近くにあり非常に便利な環境ですが、全米でも有数の治安が良い街です。また、ピッツバーグ大学は医療にも大変力を入れているため、ピッツバーグの医療水準は全米でも指折りの高さです。さらに、実業家で篤志家でもあるカーネギー氏のおかげで、市内には博物館や美術館、図書館が数多く作られており教育環境も整備されています。そして何よりピッツバーグの住民は皆、非常に親切です。家族連れでの渡航である私にとって、ピッツバーグは最適な環境でした。
・受験プロセス
2018年 7月 仕事のプロジェクトがひと段落し、
海外留学準備開始(当初はMBAではなくLLM)
2018年 8月〜 定期的に留学予備校の見学
2018年10月 TOEFL受験(1回目)(現実を突きつけられる)
2019年 1月 Presence(発音矯正)受講
2019年 4月 TOEFL(2回目)
Presence(TOEFLコース)受講
テンプル大学(TOEFLコース)受講
2019年 7月 TOEFL(3回目)
2019年 8月〜 TOEFLの個別指導受講(2020年7月まで)
社内選考応募
2019年11月 TOEFL(4回目)
2020年 4月 TOEFL(5回目)
2020年 6月 社内選考合格
※ 当時の上司、前の上司にお礼・ご報告し、おそらく推薦状を依頼することになる旨をお伝えする
2020年 7月 TOEFL(6回目、以降2020年10月まで計8回受験)
GMAT対策として濱口塾(オンラインコース)受講
留学コンサルタントの検討開始
AGOS夏祭り(欧米)
トフレ!(WEBのTOEFL講座のReading, Listeningを受講)
2020年 8月 AGOS夏祭り(アジア)
※ アメリカのビジネススクールを志望することに決定
2020年 9月 Affinity開始(日本人の留学コンサルタントと契約)
社内の留学説明会
※ KatzアラムナイのExperience-Based Learningの話を聞き、Katzへの志望度が上昇
Resume案完成
Katz学校説明会(AGOS, Zoom)
※ Katzへの志望度が更に上昇
GMAT(1回目)
2020年10月 Katz個別面談会(AGOS, In-person)
※ Resumeを持参し、これまでのキャリアと今後のキャリアビジョンを相談し、
Katzとのマッチングが高いことを確認し、Katzを第一志望に固める
TOEFL(13回目)
※ 目標スコアを達成し、GMAT対策に切り替える
この時期からエッセイ案を徐々に作成
2020年11月 QS MBA Fair(Zoom)
※ Katzのアドミッションと初対面
※ 学びは多かったが英会話力に課題
2020年12月 GMAT(3回目、4回目)
※ 目標スコアに届かなかったため、GREに転換
2021年 1月 GRE(1回目)
※ 目標スコアを達成
留学コンサルタントから紹介されたネイティブスピーカーとInterview特訓開始(計6回)
Katz AlumniとのSkype Interview・出願・Interview 準備
2021年 2月 Katz出願(同時期に他にも2校出願)
2021年 3月 Katz Interview(Zoom)、他の2校も同時期にInterview
Katz合格(その後、他の2校からも合格をいただき辞退)
・TOEFL
留学を決めた直後、まずはTOEFLの全体像を知るため大手予備校のTOEFL無料模試や各科目の説明会に参加し、その後TOEFL受験をしました。ある程度問題傾向を知ってから初受験をしたことで、英語力全般が足りておらず、小手先のテクニックではどうにもならないということがはっきりしました。そこで、最初にInput中心のReadingやListeningを強化することにし、テクニックではなく基礎的な英語力の向上に定評があった予備校の講座を選びました。
その後、予備校でご指導いただいた先生との相性が良かったので、個別指導に切り替えていただきました。こちらの先生には、TOEFLを通して英語そのものの勉強方法を徹底的に学びました。その結果、SpeakingとWritingのスコアが安定し、ReadingとListeningのスコアが安定しないながらも大幅に改善されました。その後、ReadingとListeningのスコアの更なる安定・向上を目指し、TOEFLの解法について定評があったTOEFLのWEB 講座を受講しました。その結果、個別指導の先生に鍛えていただいた英語の基礎力とテクニックが融合し、ReadingとListeningが高いスコアで安定するようになりました。その結果、なんとか目標スコアに到達しました。
TOEFLはテクニックも必要ですが、それを使うには英語の高い基礎力も必要です。もしそもそもの英語力に課題があるとお思いの方は、受験予備校を選ぶときにテクニックに走る学校ではなく、英語力の向上に注力している学校を選ぶのも手ではないかと思います。
・GMAT/GRE
TOEFLと同様、GMATの概要や戦略を学ぶために大手予備校の無料講座を受講しました。その後、GMATの特にSentence Correctionの指導に定評のあった関西拠点の予備校のオンライン講座を受講しました。MathとSentence Correctionの正答率は高得点となったものの、Verbalの他の科目が思ったように改善せず、GMATスコアが伸びませんでした。
その後、先輩たちの勧めもありGREに切り替えたところ、一発で目標スコアを達成することができました。Verbalの英単語問題は難しかったものの、読解問題は落ち着いて読めば解ける問題が多く、自分のスタイルに合っていたように思います。
・エッセイ
Affinityの日本人コンサルタントと契約しました。理由は、ネイティブのコンサルタントの無料相談会に参加した際に、英語の相談では考えていることの3分の1も伝わらないと痛感したためです。日本人コンサルタントと相談した内容を英語にし、その後、EssayEdgeというサービスを利用し、ネイティブチェックを行いました。
・インタビュー
Affinityの日本人コンサルタントから紹介を受けたインド人のコンサルタントと契約しました。想定される設問をもとに作成した解答案を話すと、何点か質問をされたのちに、模範的な解答方法を提示してくれました。6回×1時間のコンサルティングですが十分すぎるくらいでした。最初の3回でほぼオーソドックスな面接の受け答えは完成し、あとの3回は基本的な面接の受け答えに加えて、出願校に合わせたトリッキーな質問を織り交ぜるなど、不測の事態にも対応できるような応用力をつけてもらいました。
・最後に
受験期間は、多忙な部署にいて日々の仕事に追われ、保育園の送り迎えなど育児に追われ、そして受験準備に追われと三重苦でした。しかし、それを乗り越えた先には刺激的な日々と感動が待っています。
様々なバックグラウンドを持つ他の学生たちや教授陣とのコミュニケーションを取る中で、毎日のように新しい学びや気づきを得ることができます。また、日々の授業では、経営的な知識を体系的に学ぶことができます。これまでの実務から学んだ断片的な経営的知識が、授業を受ける中で一つ一つ繋がっていく感動があります。
英語学習ではどれだけ努力しても結果に繋がらない苦しい時期を何度も経験すると思いますが、決して諦めず是非チャンスを掴み取ってください。