ピッツバーグ大学 Katz Graduate School of Business 日本人在校生によるウェブサイトです。
イニシャル I・T
留学形態: 私費
出身大学: 東京大学 経済学部
専攻 : Finance
海外経験: 海外旅行程度
・Why MBA
独立開業をして個人で仕事を始めるにあたり、MBAでの学びと経験を今後のキャリアに活かしたいと考えたためです。タイミング的に次のキャリアに進む良い時期であったこと、年齢的にも40代で海外留学の最後のチャンスかも知れないと思い、海外MBAスクールへの入学を志望しました。
・Why Katz
長年お世話になっている方がKatzの卒業生であったご縁で、留学準備中にKatzの雰囲気や実践的な学習プログラム、ピッツバーグでの生活など様々な情報を教えて頂けたことが、志望校の決定に大きく影響しました。留学前にKatzでの学生生活の具体的なイメージが出来たこと、産官学が連携してスタートアップ支援に取り組むピッツバーグは私のキャリア志向にマッチしていたことが、Katz志望の決め手になりました。
・受験プロセス
2021年10月 TOEFL学習開始
2021年11月 TOEFL1回目93点
2021年12月 AGOS受講開始(Resume、Essay)
GMAT学習開始
TOEFL2回目(最終)97点
2022年 1月 GMAT1回目(最終)535点
Resume完成
Essay準備開始
2022年 2月 Katz出願
2022年 3月 Katz Interview(Zoom)
Katz合格
2022年 4月 Katz同窓とのメールコミュニケーションおよびオンライン面談。
・TOEFL
TOEFLのオフィシャル問題集を買って独学で勉強しました。職場が英語を使う環境だったこともありReadingとListeningは問題なかったのですが、Speakingのスコアメイクに苦労しました。スケジュール的にあまり時間を掛けずGMAT学習にシフトする必要があったため、結果として目標の100点は達成できずに出願しています。緊張したり慣れもあるので、早めに実際にTOEFLを受けて雰囲気を体験しておくのが大事かと思います。一度受験すると分かるのですが、個人的にはSpeakingで周りが一斉にしゃべりだして非常に集中しづらい中で回答しないといけないという状況が一番の難敵でした。耳栓とイヤーマフで集中できる環境を作る等、自分なりの対策を講じると良いと思います。
・GMAT
当初はオフィシャル問題集とマスアカを使って独学で勉強していたのですが、その後、VerbalはAGOSの中山先生のオンラインコースを使っての勉強にシフトしました。Mathは独学で十分対応可能ですが、VerbalはAGOSなどの予備校を上手く活用した方が効率的だったと思います。このGMATの勉強自体は数学の復習や難度の高い英語に触れる良い機会だったと思います。
・エッセイ
AGOSの日本人コンサルタントと相談しながら作成していきました。コーチングで志望動機を明確にしていくようなプロセスで費用は高めですが、一人で書き上げるよりもコンサルタントを利用した方が効率的により品質の高いエッセイを作成出来ると思います。知り合いに良いコンサルタントの方を紹介頂けたのも幸運でした。
・インタビュー
インタビュー準備はオンライン英会話(EF English Live)を使った会話練習と、エッセイでもお世話になったAGOSコンサルタントの方に依頼した想定問答レビューの2点です。オンライン英会話はマンツーマンのフリートーク中心のコースにして、レッスン中に教師に説明してMBAスクールのインタビュー練習をさせて貰いました。教師側も意外とノリノリでフィードバックしてくれる人が多く、個人的にはお勧めの練習方法です。Interviewerが事前に通知されるので、KatzのホームページやLinkedInを使ってInterviewerのキャリア等を事前に知っておくのも、質問傾向を予想するのに役立つと思います。
本番のInterviewでは、Interviewerは意図的にゆっくりと分かりやすく話してくれるので、緊張せず普通に受け答え出来れば問題ありません。Katzに入学したいという熱意をしっかりとアピールするためにも、自分が知りたいことをInterviewerに質問することが大事かと思います。
・最後に
私の場合、MBA学生の平均年齢よりも一回り以上高い年齢で、私費での留学です。受験期間が短いのはタイミングの問題もありますが、準備に時間を掛ける余裕がなかったことも大きな理由の一つです。社会人の学び直しへの関心が高まりつつある中、海外留学を考えている同年代の方や、私費のため短期間でMBAスクール合格を実現したいという方のご参考になればと思いながら、この合格体験記を書きました。
Katzはアットホームな雰囲気もありながら、キャリアや学習、生活面含め学生へのサポートが充実していると感じています。ピッツバーグは冬は雪も降り寒くなりますが、西海岸などに比べて生活費を抑えることが出来る、全米でも有数の住みやすい都市です。合格体験記の内容が、留学先の候補の一つとしてKatzに興味がある方にとって志望校検討の一助になれば幸いです。